恥
昨日小説を書いてそのまま発表した
2時間ぐらいで消したくなった。
説明口調になるのを気にして書き方を工夫したところとか、暗喩使ってみたところとか、良く見られたがってるのが透けて見える部分が自分に突き刺さりまくる。
その上、落ち着いてから見ると、何もオチていない。
こんなもの、知り合いのいるツイッターのアカウントで書いた報告なんてしなきゃ良かった。
たぶん、こういうの身内に隠してやるものだな。
創作からくる羞恥。久しぶりに体感した。
中学生のとき、良いと思って自由帳に描いて友達に見せた絵を、何年か後に見返したとき、大きい声で叫びながら川に飛び込みたくなった。
私は自分の描いた絵の細かい部分をすぐ忘れて、美化したまま覚えるので、見返すまで恥に気付かない。
きったねえ絵のくせに、おもしろ要素なんか足そうとして、完全にスベっている。
鈍感な凡人って、危険な生き方だ。
作ってるときって、なんで気付かないんだろうか。
私の作り方がまずいだけなのか。
文章を少しずつ書けないというか、書いているうちに時間に追われるような気分になって、細かいところを詰めずに終わらせてしまうところがある。
作文の宿題なんかを、数日に分けて終わらせた記憶が全くない。
自分には人にはない能力があるとかなんとか、心の浅いところで思っているわりに、それを証明するために十分な量の努力をしたがらない。
このままいくと、私の作ったものが、学校からの評価のため、締め切りを守るために適当に殴り書きしたものだけになってしまう。
大した評価ももらわないまま、本気でやってないだけだと、まだ思い続けている節がある。
きちんと準備をして、自分の中で納得ができるまで練り続ける経験が必要だ。
そういうことをしっかりやった上で、才能がどうとか、初めて悩めるようになるのだと思う。
1ヶ月ぐらいしたらまた作ろうと思う。
もう見た動画とかを延々見ているぐらいなら、面白い話のネタとか、構成を練ってみよう。
自分の尺度だけど、そっちの方が有効っぽい時間の使い方だし。