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土曜日曜、日をまたいで深夜のバイトをしている。
初めの頃は客も少なく、深夜ボーナスが出て、良いことずくめだなーと思っていた。少しだけ、平日への影響が心配だったが、バイトが終わった日の夜、無理やりいつもと同じ時間に布団に入るようにしていたら、体内時計は簡単に言うことを聞いてくれた。
10時から6時までバイトをして、そこから昼まで寝る。出かけるなり勉強するなりして、12時になったら眠くなくても寝る。完璧な計画だ。次の日からはいつも通りの生活ができる。
って思ってたのにな。実際最近まで実行できてたのになーーーーーーーーーーー。
気づかぬうちに疲労がたまっていたのだろうか。寒くなって布団から出られなくなったのだろうか。6時、自宅に帰ってきて、昼まで寝るつもりが、いつの間にか昼と呼ぶには遅すぎる時間帯になっている。こうなると、日曜日なのにもう何にもできない。
太陽の光を浴びて気分をリフレッシュ!なんてこともできない。夕日にそんな効果はない[要出典]。毎週毎週こうなるものだから、初めから日曜日に何の予定も入れなくなった。何にも考えずに軽い暇つぶしだけで1日が終わる。
何にもないので、いつもより早く眠くなり、8時ぐらいに寝たりする。別に睡眠時間は伸びないので、深夜の変な時間帯に起きる。そこからずっと起きているのだが、大学に行く時間になると、なんだかもう一睡もしていないような感覚になっている。
バスの中や、授業が始まる前の教室で、ずっと寝ているのに、授業中にもウトウトしていしまう。中学のときキライだった、ずっと寝てるやつの気持ちが少しわかった。でも同情は絶対にしない。なぜなら俺もお前も自分が悪いからだ。聞こえているか。
シフトを何となく眺めていると、休みの日の前日、夕方のシフトに空きがあった。精神的にも肉体的にも辛くなってきたし、オーナーに電話してシフトの相談をしようとおもった。すると、向こうから電話がかかってくる。今と同じ時間で、2号店に行ってくれ。
頭の中がパニックになると、逆に外面は落ち着いて、何を言われてもふたつ返事で了解してしまう癖が出た。
次の日、頭の中を整理して、1か月後に辞めると連絡した。
次で終わりだ。